すんごいツボだった映画の話。映画レビュー『リトル・フォレスト夏秋編・冬春編(2014年・2015年公開)』



皆様どうもこんにちは。
時間的にはこんばんは🌙.*·
珍しくそれほど日を開けずに更新です。

3月も半ばになりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
新しいマイブームとか見つかりましたか?

マイブームといえば。

私の趣味の1つに甘酒作りがあります🍶
母親がよく実家で作ってくれた方法で、米麹から作るやつをちまちまと。
今朝なくなっちゃったからまた作らなきゃ。
母の味を再現する日々です。
ホームシック極めてます。寂しがりです。
あきです、よろしくどうぞ🐧🐧🐧


さて。
本日も映画レビューを更新させて頂きます。
今回は、森淳一さんが監督、脚本を、そして橋本愛さんが主演を務めた五十嵐大介さんの同名マンガを原作にした映画『リトル・フォレスト』についてレビューして行こうと思います🌸🌻🍂❄
ずっと感想を書くと言い続けて、本日満を持して登場です。

正直人生で好きな映画ランキングTOP3に入るくらい好きな作品です。
全日本人に見て欲しい。
ジャンルは空気系脱力ナチュラルムービー、といった所でしょうか。
都会暮らしに疲れている全ての人にオススメしたい作品です。

見る処方箋と呼ぶに相応しいこちらの作品の魅力、早速レビューしていきましょう。

まずは簡単なあらすじから🐳🐳🐳

✎*
東北の小さな集落、小森。隣町に行かないとスーパーや大型商業施設がないほど のどかなこの村で、主人公のいち子ちゃんは田畑を耕しながら、自給自足のような生活を送っています。
お米で作った米サワー、グミの実で作ったジャム、栗の渋皮煮やイワナの南蛮漬けなど、その季節にしか味わえないものを丁寧に手作りしながら、彼女は今後自分がどうしたいかを考えます。
大自然の中で生きるために食べる生活を送りながら、自分を見つめ直し、答えを見つけるまでの1年間を描いた作品です。

✎*

こんな感じかな。
気になった人は『リトル・フォレスト』で検索してみてくださいね。

以下感想です。

あらすじを読むと分かると思うのですが、生きている姿をカメラに収めたモキュメンタリーのような作りになっている映画です。
コンビニなんてないような辺境の田舎暮らしの様子、という言葉だけ聞くと地味だと感じてしまいがちですが、私はその『ただ暮らして行く』姿にこそ力があるのではないかと思います。
心を動かすこと、何かを感じること、作ること、食べることって、たいせつなんだなぁと改めて実感させられるお話です。

心は動かさないと錆び付いていくものらしいです。
感情が死んでる時ってそのことにすら気づかないんですよね。
自分が感じた感情を1枚ガラスを隔てて見ているような感覚と言うか。
感情に疎くなるというか。

そんな時に、枯れた心に栄養を与えてくれる映画だと思います。

ひとつの季節に7つの料理が登場するのですが、そのどれもが手間のかかる丁寧なお料理なんですよ。
普段都会で忙しく暮らしている人には考えられないようなくらい。
バリバリ働いてた人が都会に疲れて田舎に移住するのって、『生きている』ことを実感するためなのではないかなぁと思います。

目に楽しい、素朴で美味しそうなお料理と、見渡す限りの大自然たち。
私がいちこちゃんと同じ状況で生きていけるかと聞かれたら、絶対に出来ないのですが、その様子をみて『なんか元気を貰える』。

この『なんか元気を貰える』というところが、リトルフォレストの魅力なのではないかと思います。

作品の登場人物の中に、三浦貴大さん演じるいちこちゃんの年下の幼なじみのユウ太くんがいるのですが、その彼が『夏秋編』の中で言っていた印象的なセリフをご紹介しますね。

『俺は他人に殺させておいて、殺し方にケチつけるような、そんな生き方はしたくないって思ったよ。』

キャンプ場を経営しているシゲユキさん(温水洋一さんが演じてます)から頼まれた、イワナを養魚場からキャンプ場に移動させるバイトの際に呟いていたセリフです。
彼は1度都会に出ましたが、都会の人々の『自分の言葉を持たずに流されるように生きている』姿に嫌悪し、小森に戻ってきた青年でした。

小森での生活は、本当に自給自足。
バイトのお礼にイワナをシゲユキさんにご馳走になった時に、ユウ太くんは自分でイワナを捌きます。
何でも『自分でしているから』こそ、言える言葉なんだろうなと思います。
生きること、食べることは、他の生き物から命を頂くことなのだと思い出しました。
これも、都会で生きている人々が忘れがちなことかもしれませんね。
忘れたからって別に生活出来なくなる訳じゃないけど、知ってた方が断然心が豊かになるんじゃないかな、と思います。

田舎でのスローライフは、生き物として、人間として大事なことを思い出させてくれるものなのかも。
リトルフォレストは、忘れがちな『当たり前の幸せ』の価値を実感させてくれる作品なんだと思います。

あとね、音楽がひたっすらに優しい。
自然音をそのまま使っている時も多く、決してその雰囲気を邪魔しない控えめで柔らかい、耳にも優しいBGMもオススメポイントです。

私の中では最近リトルフォレストの効力が切れると禁断症状が起きるので(誇張表現)
これからもこまめに摂取して行こうと思います。


そんな訳で。
今回のお別れの1枚らこちら。
地元近くの朝顔。
今年も見れることを楽しみに、夏まで頑張ろうと思います🍉🍨✨


朝晩の寒暖差で身体に不調が出がちなこの季節ですが、お身体を労わって元気に春を楽しんでくださいね🌷🌸.゚


以上!
あきでした🐧🐧🐧


おやすみなさい。
良い夢を〜☆°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝


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ササモリモノローグ

お酒と水色とペンギンと、その他諸々好きな成人女性"笹森"の情緒がグラつきがちな日々の独白ブログです。脳内が1番饒舌。

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